変化のない症状と帰国命令
ブラッドパッチから3週間経っても首の怠さは変わらず、
とても仕事に復帰できる感じではありませんでした。
海外で仕事がしたくて頑張ってきたのに
こんな形で終わりたくない。
ギリギリまで粘りたかったですが、
会社としては病人をいつまでも海外に残しておくわけにもいかず、
一旦日本に帰るようにと上司から告げられました。
仕方ない、けど割り切れない思いがありました。
もっとやりたいことが沢山あったのに。
もっと話したい人たちがいたのに。
何でこんな病気になってしまったんだろう。
悔しくて悲しくて
遠い国まで来て看病してくれた母に当たることもありました。
1番辛かったときは、「スイス、安楽死」と調べました。
誰とも話したくなくて、どこかに閉じこもりたかった。
久しぶりに着いた実家は
懐かしくもなく、窮屈さしか感じなくて
みんなが心配してくれてるにも関わらず
ほとんど何も話さず過ごしていました。