9/15: 頚部痛の襲来
というわけで、寝れば治ると思っていた頭痛を抱え、ウィーンへ到着。
何となく頭痛が酷くなっている気がしたものの、ホテルに荷物を置き、
カフェでお昼を食べてから念願のベルベデーレ宮殿へ。
数年前に、「黄金のアデーレ」という映画を観てからクリムトに興味を持ち始め、
2年ほど前にNYのノイエギャラリーで初めて絵を見て以来、
クリムトの代表作「接吻」がどうしても見たかったのです。
ただし、この時すでに頭痛は異常な強さになり、首の痛みが出始めていました。
絵画は美しかったですが、楽しむ余裕もなくuberでホテルへ、そのままベッドに倒れ込む。
夕方になり、頭痛も治まってきたのでご飯を食べに行こうと起き上がると、また頭痛。
レストランは諦め、泣く泣く近くのテイクアウトまで歩いて買いにいったものの、
徒歩5分の距離でも激痛。
首にいたっては、何かで思いきり引っ張られているような痛みが走ります。
とにかく痛い。尋常じゃなく痛い。
しかし何とかホテルに戻り横になると、すぐ頭痛は消え去るのでした。
この時、頭痛と頚部痛が起きている時にのみ起こるということに気づいた私は、
痛みが今まで経験したものと違うと判断。
インターネットで通訳がいる病院を探し、予め電話をした上で、現地病院へ向かいました。
ウィーンでの診察時にも、寝ていれば頭痛がしない、
起きていると耐えられない痛みに襲われるということは伝えましたが、
この時脳脊髄液減少症にあたる言葉は出ず、
処方されたのはボルタレン、
コリから来る痛みかもしれないということでマッサージを勧められて終了。
痛み止めが効くはずもなく、
次の日は不安にかられながらも、ほぼ1日ベッドでホテルの天井を見て過ごしたのでした…。
次回はウィーンの病院体験談です。